はじめに
CPUを購入するときに型番の最後についているアルファベットが何を意味しているのか気になったことはありませんか?
今回はデスクトップ版のCore iシリーズ以降でよく見るアルファベットについてまとめてみます。
種類
主によく見るアルファベットとして「無印/K/F/S/T」などがあります。
無印
通常版のCPUです。
メーカー製のPCに多く搭載されています。
絶対にオーバークロックをしないのであれば無印版を購入するのが無難だと思います。
K
倍率ロックフリーモデルです。
オーバークロック(以降OC)に対応しているので設定次第では性能を極限まで上げることができます。(消費電力や発熱の増加といったデメリットもあります。)
当たりのCPUが出るまで購入される方や、液体窒素を使ってCPUを覚醒させている方もいますね…
OCをするには対応したZシリーズのマザーボードが必要になります。
※OCは自己責任の行為です。
F
CPU内蔵グラフィック(iGPU)が無効化されたモデルです(企業向け機能もいくつか無効化されています)。
第9世代のCPUで登場しました。
映像出力をするには別途グラフィックでボードが必要になります。
Fなしモデルと比較すると価格差があまりないため、どうしてもFシリーズが欲しいという方以外には微妙です。
KF
倍率ロックフリーかつiGPUが無効化されたモデルです。
こちらは上記で解説したKシリーズとFシーリーズを合わせたモデルで、9世代CPUで初めて登場しました。
こちらもKシリーズと比較すると価格差はあまりないですが、OC耐性に強い個体が多いみたいです。
S
低電力モデルです。
クロックを下げることで消費電力が下がりました。
第4世代CPUまで採用されていましたが5世代以降(5世代のデスクトップ向けCPUはi7-5775C,i5-5675Cしかないので実質6世代以降)はTシリーズに置き換わっています。
TDPは65Wで当時の無印モデルより低くなっています。
TDP=消費電力ではないので注意が必要です。
後ほど解説するKSとは無関係です。
T
こちらも低電力モデルです。
TDPは35Wになり、従来の低電力モデルよりさらに低くなりました。
おまけ
KS
現時点(2019/05/29)ではi9-9900KSの1モデルしか発表されていませんが、このCPUは全コア5GHzで駆動する特別エディションのようです。
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